変わりやすい山の天気。晴れ間チャンスは絶対に逃したくない‼ 時間の経過と共に印象を変えていく勇姿を何度も静寂の中で眺めていたい！そんな方におススメしたい宿があります。
曇りでも濃霧でも、どこより高確率・長時間見える宿はどこ？
登山家にも眺めるだけの観光客にも世界でもっともの美しい山の一つとして人気のマッターホルン。
スイスとイタリアの国境になっているため、麓の町はスイスのツェルマットもしくはイタリアのチェルビニア。そそり立つ険しい岩壁のシルエットが最も美しくかつ大迫力に眺められるツェルマット側は、世界有数の観光リゾートで宿の数は年々増加。
どのホテルにしようか迷ってしまいます…
遠路遥々訪れても必ず天気が良くて山が姿を出してくれるとも限らないのが悲しい現実…
雲や霧があるとどの位置に山があるのかさえわからないんです。
なので宿の立地・利便性はかなり重要視したいところ。
山が見える立地の宿は結構あるのですが、滞在時間が短い旅の方には、どこより高確率で長い時間、絶景で癒してくれる宿をおすすめします！
それが…
『3100クルムホテル!!!』
おすすめの理由！
- マッターホルン（4478ｍ）、モンテローザ（4634ｍ）をはじめ4000ｍ級の29峰々と氷河を360度見渡せる人気ナンバーワン絶景展望台にある大自然の中の一軒宿。スイス最高地点にある山岳ホテルです。
- ゴルナーグラート駅にある駅以外の唯一の建物。終電から始発までは宿泊者以外いません。
- 日の出前の山焼け、雲海、日の出、夕焼け、星空が素晴らしすぎる。周囲に光源がありません。
全室からいずれかの山や氷河などが見えます！窓から様子を確認して外のテラスや展望台へ。
参考）夏季の日の出→5：30、日の入り21：00 前後もだいぶ明るいです。 - レストランからの眺めも良く、朝食、夕食コースメニューもオシャレで美味しいです。
- 客室はシンプルで、清潔感あり、優雅な気分で滞在時間を過ごせます。
- 空気が澄んでいて爽やか。 ※麓のツェルマットもガソリン車禁止の町です。
- 野生のアルプスアイベックスが遊びにやってくることがあります。
アクセス
列車でツェルマット駅に到着したら、向かいにゴルナーグラート登山鉄道駅があります。
終点ゴルナーグラートまで山の景色、どんどん小さくなって離れていくツェルマットを眺めながら天空へと約1500ｍの高低差を登ること33分。
ゴルナーグラート駅（終点）に到着したら目の前がクルムホテルです
滞在中のおすすめ
- 観光客が登って来る日中は、他の展望台やハイキングにでかける。
- 一般商店、スーパー、レストラン、土産屋は賑やかな観光地ツェルマットです。ゴルナーグラートに登る前、チェックアウト後に下ってツェルマット駅に荷物を預けて過ごすのも良いでしょう。
- 一駅下って、湖に映る逆さマッターホルンを見に行きましょう。ローテンボーデン駅から5分でリッッフェルゼーです。
- 駅から見えるので迷う心配なし。更に一駅下のリッフェルベルグ駅までは夏季ハイキングコースとして大人気。可憐な高山植物のカーペットと雄大な大自然の景色を堪能できます。
注意すること
- 標高3100ｍ 登山列車で40分かけてゆっくり登っていくため高山病の心配は少ないかと思いますが、個人の体調によります。
- 登山列車の最終便に乗り遅れないように気を付けましょう。（あ、お夕食予約時間までにね！）
- 日中は観光客が溢れかえり賑やかです。唯一の建物の当ホテルにレストラン、カフェ、土産店などがあります。
- 22室（ジュニアスイート2室）しかないので予約はお早めに！マッターホルン側17室、モンテローザ側５室（私が宿泊した2018.2019年時点）
- 山は見る場所によって形が違いますよね。マッターホルンの鋭利な岩稜のド迫力は麓から見上げるほうが良いでしょう。
まとめ
長く滞在できるのなら、いろんな楽しみ方、選択肢がありますが、どうしても天候に左右されることでこの大自然の満足度も変わって来るかと思います。
数十回と訪れ、ツェルマットのホテルもいろいろ宿泊してみましたが、クルムホテルでは眠るのが勿体ないほど四六時中景色を満喫させていただきました。
朝食後にチェックアウトをして朝の下り列車ですれ違った座れないほど満席の上り列車の観光客は、厚い雲で山が見えずガッカリ気落ちしながら雲の上の快晴の世界に到達して、テンション急上昇で必死に窓から写真を撮っていました。
慌てなくても、もうすぐ広い展望台でゆっくり撮影できますよ～
クルムホテルで優雅に眺望を楽しんでご満悦の方が「あ～、本当にマンハッタンは最高だったねぇ～」とポツリ。
とても幸せそうなドヤ顔だったので、めでたいボケにあえてツッコミはやめておきました…
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