輝くダイヤモンドビーチの正体は黒砂海岸に散りばめられた氷山たち

アイスランド

神秘のアイスランド。そこは氷河湖岸ではなく、海岸。昼の日差しでダイヤのように輝き、朝日と夕日に照らされると違う宝石…。一体どこからどうやってこんなに運ばれてきたの?

ダイヤモンドビーチの謎

どこで見れるの?

首都レイキャヴィックから南アイスランドを東に向かって南部海岸ヴィークまでが、最も観光客が多く訪れるエリア。更に同じくらいの距離を東に進んだところ、レイキャビックから約400km、直行ドライブで6時間弱のところにあります。

ヴィークを境に更に東へ向かうと、国道1号線は海から離れて、左手に時々現れる山岳、右手遠く海までは何もなく平たい大地が広がる溶岩台地を進み、景色の中に集落は殆どありません。

休火山、死火山を含めて130もの火山があるアイスランドの中で、一番危険といわれるのがカトラ火山。ヴィークの近くにあるミュールダルスヨークトル氷河の下にある氷底火山。
20回以上噴火した中で最大規模は、934年の大噴火ですが、次はそろそろ?

1783年、8か月間に渡って世界史上最大量300億トンmpの溶岩流を濁流の大河のように噴出したラーキ火山はその先のヴァトナヨークトル国立公園手前にあります。

氷底火山は恐ろしいほど多くの火口から、厚さ1㎞以上ある氷河を大洪水のようにあちこち破壊し、土地を壊滅させながら溶岩とともに流しだします。

その跡地に国道1号線が作られています。

なので、ごつごつ溶岩に苔の景色が続き、ビーチは黒砂なんです。

ところで、ダイヤモンドの正体はなに?

それは、南極、グリーンランドに次いで世界で3番目、ヨーロッパ最大で、アイスランドの8%を占めているヴァトナヨークトル氷河のかけら

ヴァトナヨークトル国立公園には、アイスランドの最高峰クヴァンナダルスフニューク山(2106m)もあり、1年中アクティビティーが充実している世界遺産。

その氷河がピカピカにダイヤモンドのように磨かれたものなのですが、氷河が崩れてからの最初の旅先は氷河湖です。

ヨークルサルロン氷河湖

意味は「氷河の川の湖」。

温暖化のため80年程前に形成された氷河湖。ヴァトナヨークトル氷河がどんどん融けてできた湖に、崩れた氷山が浮いている。「氷山の一角…」見えているのは1割で水面下に9割ってこのことか~。
深さ250mと国内で最も深い。

実は、この氷河湖は真冬も凍結しないんです。
メキシコ暖流の恩恵で、氷河があるこのエリアでさえ、気温が平均マイナス一桁。
でも、凍らない本当の理由は、
海水が入って来るからなんです!アザラシが70頭位住んでますよ~

海がすぐそこ!

氷河湖の水が流れ出ては、海水が流れ込む… 塩分があるのすね。

なるほど~

ダイヤモンドビーチの謎が解けてきましたね!

ところでどうやって海岸にゴロゴロと…

氷山は見えない9割が水面下でおしくらまんじゅうをしているんです。

そして列をなして順に大海原へ旅立とうとするんですが~ どんぶらこ~どんぶらこ~

アイスランドはとにかく波が高い!
穏やかな時を狙って海に脱出しても、波にもまれて削られて戻されてしまいます。

新世界は厳しかった…

荒波もまれて氷河湖に返してもらえずに、黒い海岸に打ち上げられているのですが、
大きい氷塊もあれば、ピカピカ透明に磨かれて角が取れているのもあれば、割れた破片のようなのもあります。

これ巨大!波の力って凄いな~
メレダイヤ!

まとめ

何カラットか何カットかブリリアントだとか、ダイヤモンドのことは全然わかりませんが、ご覧下さいませ!私にとっては、こちらのダイヤモンドが世界一❤

両手で持ち上げる大きさの氷塊をホテルに持ち帰り、バーのアイスピックで砕いてもらってお水に入れ、オンザロックいただきました!

この氷は700年~1000年もの?
密度の高い氷になが~い年月閉じ込められていた気泡がピチパチ喜んでいたみたい(笑)
氷河の氷は、普通の氷より5倍も重いそうです。

読んでいただきありがとうございました。乾杯!

私が冬のアイスランドを何度も訪れる理由『アイスケーブ』の記事もご覧いただけたら嬉しいです☺

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