北極圏最大の町ノルウェーのトロムソの見どころ

ノルウェー

北極圏って極寒で見どころなんてオーロラ以外にないんだろなぁと思って行ってみたら、結構気に入ったので紹介したくなりました!

トロムソってどんなところ?

北緯69度40分
最も美しい航路「フッティルーテン沿岸急行船」で訪れました。
北極圏に入ってから、350㎞のところに位置し、
白夜極夜オーロラが体験できる町。

11月21日:いよいよ太陽さんは殆ど姿を見せません
11月26日~:真っ暗ではありませんが、太陽は水平線の下に隠れたまま
1月15日:水平線にチラリ
1月21日:太陽さんが姿を出す「太陽の日」

極寒を想像してしまいますが、
メキシコ暖流のおかげで気候が穏やかで、平均して冬-6℃~夏15℃
寒さが厳しくなくて、暗い時間が長く、早い時間にオーロラが出現しやすいので、オーロラ観光で人気。

クルーズの旅や冬のオーロラの旅で訪れる人が多く、年間通して観光客が訪れます。

ざっくりトロムソ紹介
  • 人が住み始めたのは、最終氷河期が終わった頃から
  • 最古の文化は、現在もスカンジナビア半島とロシアの北部に住む先住民族サーミ人
  • 9世紀にヴァイキングが定住し交易が盛んになっていく
  • 19世紀、狩猟、漁業で栄える
  • 19世紀後半、北極探検の出発点として、極地探検家が集まる
    ロアルド・アムンゼンなど、北極・南極など極地探検家が経験を積んだ地
  • 1968年設立の世界最北の大学がある(学生数1万人以上、留学生も多い)
  • 医学学校、医療系、サービス業が多い
  • アザラシオイル産業、捕鯨基地

トロムソの地形

トロムソ湾に架かるトロムソ大橋が、トロムソイヤ島と本土トロムソダーレン地区を結んでいます。
見えませんが、更にもう少し北では、3.5㎞の海底トンネルで繋がっています。

さぁ、観光へ出かけてみましょう!

まずは、トロムソイヤ島観光へ出発!

ツーリストインフォメーション

観光案内はもちろん、お土産、バスチケットも買えます。
北極圏到達証明書「Polarsaetifikat」、お湯を入れるとオーロラが現れるマグカップ、トナカイ・ヘラジカ・クジラのサラミ、クラウドベリーのジャム・ティーなどがおすすめ。

北ノルウェー美術館

北ノルウェーの自然や生活を題材にした絵画が多く、数か月ごとに作品の入れ替えがあるようですが、ムンクの絵が2枚ありました。

こちらはオスロ国立美術館貯蔵の「叫び」
絵画好子<br>さん
絵画好子
さん

ムンクって、「叫び」で有名な画家ですね!

トロムソ大聖堂

世界最北にあるプロテスタント大聖堂。
この町には、1250年に最初の教会が建てられ、当時は世界最北端のキリスト教会でした。
そのため、信仰と交易の拠点として町が発展していきました。

夜のストルガータ通り
繁華街のストルガータ通り
ストルガータ通り

20世紀前半に建造されたノスタルジックな木造の低い建物が並ぶ歩行者天国で、
おしゃれな雑貨、お土産、カフェ、レストランなどが並びます。

Nerstrandaショッピングセンター

50店舗位入っています。アルコールショップ「vinmonopolet」もあります。
ノルウェーではアルコール度が高いお酒は平日夕方まで酒屋でのみ販売しています。

世界最北のビール醸造所マックビールとビアホール

1877年ルードヴィック・マルクス創業。
大きな白熊の剝製が迎えてくれ、70種類以上のドラフトビールがあります。

売店では缶、瓶ビールをお土産にいかがでしょう。
飾るだけでも記念になる、北極圏・オーロラ・白熊ビールなど種類が豊富で迷ってしまいます。

ポラリア北極圏水族館

北極圏に生息する海洋生物に出会えます。
極地に関する展示や映像を見学したり、あごひげアザラシの餌付けショーは時間を確認してくださいね。
売店のみは入場料不要です。

北極圏博物館

1830年代の倉庫。
外には捕鯨砲が2基あり、
内部では、北極圏の生活、アザラシ・白熊などの狩猟の様子、極地探検の歴史を展示(ロアルド・アムゼンとフリチョフ・ナンセンなどの北極・南極探検の写真や道具など)
見応えがあって面白いです。

ロアルド・アムンゼン像

1911年、人類初の南極点到達を成し遂げた探検家。
イギリスの探検家ロバート・スコットと争い、1か月早く南極点に到達。

その前には、史上初の北西航路の横断航海(大西洋側から太平洋側へアメリカの北を回る北西航路)に成功している。

南極点到達後は、飛行艇で人類初の両極点へ到達。

まさに、世界初の両極点を制したノルウェーの探検家。

☆2つの地区を結ぶトロムソ大橋☆

大学、繁華街などがあるトロムソイヤ島と北極教会や住宅街があるトロムソダーレン地区を結ぶ、
1016mの大橋。
勾配があるため、歩いて渡ると20分くらいかかります。

市バスを利用しましょう♪

次は、湾の向こうのトロムソダーレン地区観光へ出発!

大きな三角屋根が北極教会
北極教会(トロムスダーレン教会)

1965年建造。
トロムソの冬とオーロラをテーマにデザインされ、別名『雲の教会』。
23mの大きな三角ステンドグラスとコンクリート製のモダンな教会です。
夏はオルガンコンサートが開催されます。

ストールシュタイネン山(=巨岩)

標高421m。
30分毎発の28人乗りケーブルカー片道4分で登れます。
カフェや外展望台、散策道があり、トロムソの町とフィヨルド、周辺の島々を一望でき、
天気が良ければ絶景です。
まるでジオラマの世界をお楽しみください。

まとめ

世界最北のセブンイレブン、最北の水族館、最北のビール醸造所、最北の○○が多い町。

学生が多く、繁華街は想像以上に賑わっていて、若いエネルギーと活気を感じました。

あるドイツ人の旅行家が、「北のパリ」と呼んだそうです。

パリと称したのはなんでか、ちょっとわかりませんでしたが…
私はとっても好きな町並みでした。

読んでいただき、ありがとうございました。

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